季節を問わない手紙の書き出しの挨拶、書き出しの言葉、前文の書き方と例文、文例。
ビジネスやプライベートで使える6月の手紙の書き出し文、6月の手紙の前文(書き出し文句)の書き方と例文、文例集です。
手紙の書き出し文は、下画像の「前文」の部分です。
この「前文」に続けて、日ごろのお礼文などを添えたりする場合もあります。
(下記 「6月の手紙の書き出し例文」 参照)
また、はがきの場合、文面に余裕がなければ「後付け」にあたる日付や名前は省略します。
参考ページ:手紙の書き方の流れと例文
例文・文例ー1(ビジネス)
拝啓 初夏の候、貴社ますますご繁栄の事とお喜び申し上げます。
平素は格段のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、・・・・・。(主文・本文・用件)
つきましては、・・・・・。(主文・本文・用件)
まずは要用のみ。
敬具
例文・文例ー2
拝啓 山々の緑も、雨に打たれて色濃くなりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
(日ごろのお礼など)・・・・・。
私共もおかげさまで変わりなく元気で過ごしておりますので、なにとぞご休心ください。
(主文・本文・用件)・・・・・。
天候不順のみぎり、くれぐれもお体を大切になさってください。
敬具
※ 段落ごとに一文字下げる書き方をする場合でも、頭語(拝啓など)は行頭から書きます。
参考ページ : 手紙の起首(頭語)と結語のルール
手紙の書き出しで使われる時候の挨拶用語の「候」と同じような使い方で 『みぎり』 という言葉を使う場合もありますが、「初夏の候」と「初夏のみぎり」は全く同じ意味です。
ただ、『みぎり』は女性がよく用いてきた言葉という違いだけです。
「候」と『みぎり』のどちらを使ってもほとんど問題にはなりませんが、ビジネス文書の場合は『みぎり』は女性言葉であるということを覚えておくといいと思います。
また、「候」の読み方ですが、基本的には「こう」と読みます。
初夏の候は「しょかのこう」と読みます。
時候の挨拶の「候」は「そうろう」ではなく「こう」と読みます。
秋でもないのに〝麦秋〟(ばくしゅう)とは?
「麦秋」 = 5月~6月の季語。
麦にとってはこのころが刈り入れどきであり、稲でいう秋にあたるわけで、この名がつけられています。
(5月~6月の茶色くなった麦畑を、秋のススキにたとえた季語ともいわれています。)
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