5月の書き出し例文
ビジネスやプライベートで使える5月の手紙の書き出し文、5月の手紙の前文(書き出し文句)の書き方と例文、文例集です。
手紙の書き出し文は、下画像の「前文」の部分です。
この「前文」に続けて、日ごろのお礼文などを添えたりする場合もあります。
(下記 「5月の手紙の書き出し例文」 参照)
また、はがきの場合、文面に余裕がなければ「後付け」にあたる日付や名前は省略します。
参考ページ:手紙の書き方の流れと例文
5月の手紙の書き出し例文
例文・文例ー1(ビジネス)
拝啓 新緑の候、貴社ますますご繁栄の事とお喜び申し上げます。
平素は格段のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、・・・・・。(主文・本文・用件)
つきましては、・・・・・。(主文・本文・用件)
この段お知らせかたがたお願いまで。
敬具
例文・文例ー2
拝啓 向暑のみぎりでございますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
(日ごろのお礼など)・・・・・。
私共もおかげさまで変わりなく元気で過ごしておりますので、なにとぞご休心ください。
(主文・本文・用件)・・・・・。
木の芽どきの体調の崩しやすい季節です。お身体をおいといください。
敬具
※ 段落ごとに一文字下げる書き方をする場合でも、頭語(拝啓など)は行頭から書きます。
参考ページ : 手紙の起首(頭語)と結語のルール
5月の手紙の書き出し(時候の挨拶用語)
- 若葉の候
- 緑風の候
- 新緑の候
- 初夏の候
- 立夏の候
- 軽暑の候
- 晩春の候
- 暮春の候
- 葉桜の候
- 晩春初夏の候
- 薫風(くんぷう)の候
- 残春の候
- 惜春(せきしゅん)の候
- 万緑の候
- 風薫る季節
- 晩春の季節
手紙の書き出しで使われる時候の挨拶用語の「候」と同じような使い方で 『みぎり』 という言葉を使う場合もありますが、「緑風の候」と「緑風のみぎり」は全く同じ意味です。
ただ、『みぎり』は女性がよく用いてきた言葉という違いだけです。
「候」と『みぎり』のどちらを使ってもほとんど問題にはなりませんが、ビジネス文書の場合は『みぎり』は女性言葉であるということを覚えておくといいと思います。
また、「候」の読み方ですが、基本的には「こう」と読みます。
若葉の候は「わかばのこう」と読みます。
時候の挨拶の「候」は「そうろう」ではなく「こう」と読みます。
「ビジネス」5月の手紙の書き出し
- 青葉繁れる好季節を迎え、(貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます)。
- 新緑の美しい季節になりましたが、(貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます)。
- 色とりどりのさつきやつつじが咲き競う季節になりましたが、(皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます)。
- 風薫る五月がやってまいりました。(皆様お変わりなくお過ごしでしょうか)。
- 気持ちのいい五月晴れがつづきますが、(〇〇地方ではいかがでしょうか)。
「プライベート」5月の手紙の書き出し
- 風薫る五月がやってまいりました。(お元気でしょうか)。
- さわやかな季節となりました。(毎日お元気でご活躍のことと存じます)。
- 青葉繁れる好季節を迎え、(ますますお健やかにお過ごしのことと存じます)。
- 吹き抜ける風がなんとも心地よく感じる今日このごろ、(いかがお過ごしでしょうか)。
- 気持ちのいい五月晴れがつづきますが、(貴地方ではいかがでしょうか)。
- 行く春を惜しみながらも、心はすでに夏の到来を待ちわびております。(お元気でいらっしゃいますか)。
- 八十八夜も過ぎ、夏の訪れを感じるころとなりました。(お健やかにお過ごしのことと存じます)。
- 木々の緑が目にまぶしい今日このごろ、(お元気でお過ごしのことと存じます)。
- 庭に鳥たちがやってくるようになりました。(○○地方ではいかがでしょうか)。
- 目に青葉山ほととぎす初鰹の旬が思われます好季節、(お健やかにお過ごしでしょうか)。
- 暦の上ではもう夏なのですね。(お変わりありませんか)。
- 新緑の美しい季節になりましたが、…。
- 青葉若葉のさわやかな風の吹く季節になりましたが、…。
- まるで夏を思わせるような陽気…。
- 日中は汗ばむほどの陽気となり、夏の近いことを実感する季節になりましたが、…。
- 風薫る五月、鯉のぼりが勢いよくひるがえる季節になりましたが、…。
- ゴールデンウイークはご家族おそろいで楽しまれたことと存じます。
- 好天に恵まれた今年のゴールデンウィークは、…。
- 暑からず寒からずの過ごしやすい季節になりましたが、…。
- 澄み渡る五月晴れのさわやかな日が続いていますが、…。
- 鯉のぼりが五月の風に力強く泳いでいます。
- わが家でも武者絵のぼりを飾りました。
- 新茶のおいしい季節となりました。
- 久しぶりツバメも戻ってきました。
- 藤棚の花もゆらゆらゆれて…。
- 色とりどりのさつきやつつじが咲き競う季節になりましたが、…。
- 梅雨の走りともいわれ、雨がよく降るようになりましたが、…。
- バラの花の匂う季節…。
- 矢車の音の空高く響く季節…。
- 鯉のぼりの風に舞う季節の訪れ…。
5月の書き出しの参考ページ