お中元の返礼の手紙、縦書きのはがきでのお中元のお礼状の書き方と例文・文例集をご紹介しています。
お歳暮のお礼状には年の瀬のご挨拶文も。
親しい友人や親・兄弟・親戚などからのお歳暮のお礼なら「お歳暮の品を確かに受け取りました。いつもありがとう。」などと、電話やメールだけで済ませることもあります。
しかし、本来はお歳暮の品が送られて来たら、お礼状(お礼の手紙)を出すのが正式なマナーです。
目上の方や会社関係(取引先など)からお歳暮を頂いた場合には、「手紙(封書)のお礼状」を書いて出すのが最も丁寧な方法であり、より感謝とお礼の気持ちが伝わります。
このぺーじでは、お歳暮の品をいただいた方(会社・ビジネス、個人・一般)へ、お礼状を書いて送る場合のポイントと、書き方の流れ、縦書きの手紙(封書)の見本、はがきでのお礼状の例文・文例、親戚や親しい友人に宛てたお歳暮のお礼状の書き方と例文・文例をご紹介しています。
「お歳暮のお礼状、お礼の手紙、返礼の手紙の書き方のポイント」と、「一般的なお歳暮のお礼状の書き方の流れ」を見てみましょう。
お歳暮のお礼の手紙(返礼)の書き方のポイント
(お歳暮のお礼状の一般的な書き方の流れ ポイント 1~5)
1、起首(頭語)
拝啓/謹啓/謹啓/恭敬/粛啓 など
※ 参考ページ |
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2、時候の挨拶(季節を表わす言葉)
・暮秋の候、(貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます)。
※ 参考ページ |
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3、頂いたお歳暮についてのお礼の言葉
・このたびはまことに結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。 |
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4、先方の健康を気づかうことば
・そろそろ冬支度でお忙しいこととは存じますが、ご自愛のほどをお祈りいたします。
※ 参考ページ |
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5、結語
敬具/拝具/謹言/敬白 など
※ 参考ページ |
最後に、下記の例文を参考にして「日付」と「差出人名」を記します。
はがきの場合、文面に余裕がない時は、手紙の後付けにあたる「日付」と「差出人名」は省略し、差出人名を宛名面に記します。
ビジネス・会社・取引先へ送る「縦書きの手紙・封書・便箋での お歳暮のお礼状」と、「仕事関係のお歳暮のお礼状の例文・文例(1~3)」の書き方 見本。
お歳暮のお礼状(封書・便箋)
拝啓 師走の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。 敬具 12月〇〇日 〇〇〇〇株式会社 代表取締役 〇〇〇〇 |
拝啓 師走のあわただしい中、ご繁忙な日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。 敬具 12月〇〇日 株式会社〇〇〇〇 代表取締役 〇〇〇〇 |
拝啓 師走の候 貴社におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 敬具 平成〇〇年12月 〇〇株式会社 代表取締役 〇〇〇〇 |
一般・個人・自営業の方へ送る「はがきの縦書きでの お歳暮のお礼状」と、「お歳暮のお礼状の例文・文例(4~6)」の書き方 見本。
お歳暮 お礼状
はがき 縦書き 見本
手紙の後付けにあたる日付や差出人名が、はがきの文面に入り切らない場合には省略します。
(この場合、差出人名は宛名面に書きます)
参考ページ :はがきの宛名(表)面の書き方/連名/レイアウト・見本
お歳暮のお礼状(はがき)
拝啓 年の瀬を迎えあわただしくなってきましたが、お元気でご活躍のことと存じます。 敬具 |
お歳暮のお礼状(はがき)
『拝啓』などの起首(頭語)を用いない文例
〇〇様 かしこ 12月〇〇日 田中麻衣 |
※ 現代では、「かしこ」は主に女性が使用する結語とされています。
お歳暮のお礼状(はがき)
『拝啓』などの起首(頭語)を用いない文例
寒さがひとしおみにしみる季節となりましたが、皆様、おすこやかにお過ごしのことと存じます。 平成〇〇年12月 加藤健二 内 |
※「内」は、妻が夫の代筆をした場合に添える文字で、縦書きの場合は夫の名前の左下に小さめに記します。
※ 妻が夫の代筆をした場合に記す「内」の縦書きレイアウト 参考ページ
・お歳暮辞退 縦書き レイアウト見本
「お歳暮の品を頂いたら、お返しをしなければ失礼?」と悩んだことはありませんか?
お歳暮は、本来 お返しを必要としません。
お歳暮の品は、一般的に“お世話になった方々へ贈る”ものです。
「いつもお世話になり、ありがとうございます」という思いで贈るものですので、贈られた側はとくにお返しの必要はありません。
しかし、いろんな意味合いで、どうしてもお返しをしたい相手の場合、頂いた品と同等額程度から半額くらいの品を「御歳暮」として贈るのは問題はありません。
年が明けてから贈る場合には、「寒中見舞い」として贈るのも良いでしょう。
何らかの理由でタイミングが合わず、年を越してからお歳暮のお礼状や物を贈りたい場合には、お礼状の文末に「別便にて心ばかりの品をお送りします」などと添え、時期をずらして「寒中御見舞」、「寒中御伺」としてお届けするのが良いでしょう。
「寒中見舞い」は、松の内を過ぎてから節分 (立春の前日)までに送ります。
一般的に、1月16日から2月3日までに届けます。
※ 松の内は地域によって違います。
松の内の参考ページ ⇒ 寒中見舞い・余寒見舞いの書き方と例文
また、
松の内の期間内に年始の挨拶として直接持参する場合なら、表書きを「お年賀」としても良いでしょう。
ただし、「お年賀」は宅配便などで送ることはタブーとされています。
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