弔事の掛け紙の書き方(神式・キリスト教式)
弔事・お供えの掛け紙の表書きの書き方。
神式(神社式)の「葬儀・年祭・初盆(新盆)」のお供え・お返しの掛け紙の表書きの書き方、キリスト教式の「葬儀・記念会・永眠者記念礼拝」での掛け紙の表書きの書き方、レイアウト、サンプル、見本をご紹介しています。
仏式(仏教式)はコチラ ⇒ 弔事の掛け紙の書き方(仏式・お供え・お返し)
葬儀・葬儀後の掛け紙の書き方(神式)
「お供え」の掛け紙の表書き
神式(神社式)の掛け紙の表書き
- 御供 など
弔事の掛け紙の表書き下段の名前(名入れ)は、悲しみの涙で薄れている、または悲しみの気持ちは早く薄らいで欲しいという意味で 薄墨で「性(名字)」または「フルネーム」を書き入れます。
【弔事の掛け紙の水引】
「結び切り」の2本・4本・6本の偶数を使用します。
色は、白黒・黄白・青白・銀が多く使用されます。
「お返し」の掛け紙の表書き
- 志/茶の子 など
「志」はどの宗教でも使えるお返しの表書きです。
なので、お返しの表書きは「志」が基本になっています。
(「茶の子」は主に関西) - 偲び草(しのびぐさ)
(偲び草は神式の五十日祭の後のお返しに)
表書き下段の名前(名入れ)は、喪主の「性(名字)」を書くのが一般的ですが、フルネームも多くなっています。
年祭の掛け紙の表書き(神式)
神式(神社式)の掛け紙の表書き
「お供え」の掛け紙の表書き
- 御供 など
「お返し」の掛け紙の表書き
- 志/〇年祭志 など
初盆・新盆の掛け紙の表書き(神式)
神式(神社式)の掛け紙の表書き
「お供え」の掛け紙の表書き
- 御供
「お返し」の掛け紙の表書き
- 志/初盆供養/新盆供養
・弔事の掛紙を掛ける時に裏で重なる場合は、表側から見て「右を内側」に、「左が外側」になります。慶事の時はその逆です。
葬儀・葬儀後の表書き(キリスト教式)
キリスト教式の掛け紙の表書き
「お供え」の掛け紙の表書き
キリスト教式では本来、お供え物の風習はありません。
【葬儀時の「金封・不祝儀袋」の表書き】
- お花料/御霊前
参照 ⇒ キリスト教式の金封・不祝儀袋の書き方
「お返し」の掛け紙の表書き
キリスト教では本来、お返しの風習はありません。
とはいえ、30日・50日目の追悼ミサ(カトリック)、召天記念日(プロテスタント)の頃に「仏式と同程度のお返し」をする場合が多くなっているようです(海外では見られない)。
キリスト教式の仏式でいう「お返し(香典返し)」
【表書き】
- 志/偲草(しのびぐさ)/偲び草/感謝/粗品
(「志」は どの宗教でも使える お返しの表書き)
・弔事の掛紙を掛ける時に裏で重なる場合は、表側から見て「右を内側」に、「左が外側」になります。慶事の時はその逆です。
「記念会」または「永眠者記念礼拝」の表書き(キリスト教式)
「永眠者記念礼拝」は、毎年11月の第1日曜日・聖徒の日。
【表書き】
- 献金
(献金は、ご遺族に贈るものではなく、「教会に対して献金することで、それがその教会の信者であった故人にとってよいこと」というキリスト教的な考え方から、「永眠者記念礼拝」などに参列(出席)する場合に白封筒を用いて表書きを「献金」とする)
参照 ⇒ キリスト教式の金封・不祝儀袋の書き方