友人・知人・職場の上司・先輩に出す年賀状の書き方と例文集、文例集。
喪中欠礼状(喪中年賀欠礼状)を送らなかった人から年賀状が届いたり、12月に入ってから身内に不幸があって、喪中欠礼の挨拶状を送るのが間に合わなかった場合などは、年賀状でお返事するのではなく、松の内(1月7日)を過ぎた頃から節分(2月3日ごろ)までに「寒中見舞い」を出すようにしましょう。
このページ『喪中の寒中見舞いの書き方と例文』では、喪中欠礼状を送らなかった人から年賀状が届いた場合や、故人に年賀状が届いたときの寒中見舞いの書き方と例文・文例などをご紹介しています。
また、喪中の方へ年頭のご挨拶に変えて送る寒中見舞いの書き方と例文・文例・はがきの縦書きレイアウト見本、喪中の寒中見舞いを送る時期、その内容・用途・形式などを説明しています。
※ その他の「一般の寒中見舞い」はこちら
喪中の寒中見舞いを送る時期は、大寒に当たる寒中に相手を見舞う一般的な季節の挨拶状の「寒中見舞い」と同じ時期に送ります。
一般に1月7日までを松の内とすることが多いので、1月8日から大寒の最後の日である節分(2月3日頃)までに相手に届くように出します。
喪中の寒中見舞いは、二十四節気の小寒、大寒に当たる「寒中」に届けるので、立春(2月4日頃)より前に届けます。
また、香典返しに添えるお礼状や、一周忌(三回忌)法要の案内などと同様に、喪中の寒中見舞いも「句読点は使わない」、「二行目以降は行頭をそろえる」という習慣がありますが、これらは、あくまで習慣であり、絶対という訳ではありません。
現代の寒中見舞いなどでは、文章に「句読点を付けても付けなくてもどちらでも良い」ということです。
1、季節の挨拶
・「寒中お見舞い申し上げます」、「寒中お伺い申し上げます」等の決まり文句。
・大寒の候とてご安否をお伺い申し上げます。
↓
2、先方の安否をたずねる言葉
(寒中見舞)
・本格的な寒さを迎える折、皆様にはお障りございませんか。
・この冬の寒さは格別ですが、御地のご様子はいかがでしょうか。
↓
3、自身の近況を伝える言葉、または、お礼・お詫び
・小生共一同無事、風邪ひとつひかず元気でおりますのでまずはご放念下さい。
・先日はお父様の喪中を存じあげず年賀状をお送りし、申し訳ございませんでした。お悔やみにも伺わず、大変失礼いたしました。ご家族の皆様にも心よりお詫び申し上げます。
・実は昨年、私どもの祖父が亡くなり、新年のご挨拶を控えさせていただきました。本来であればこちらから欠礼のお知らせを差し上げるべきところ、行き届かずに大変失礼いたしました。
↓
4、先方の無事を祈る言葉
(寒中見舞)
・寒さ厳しき折柄、くれぐれもお体を大切にお過ごしください。
・厳寒のみぎり、皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。
↓
5、日付
・必須ではない。
喪中欠礼の挨拶状を送らなかった(間に合わなかった)場合に送る「喪中の寒中見舞い」。
※ はがきの文面に余裕がなければ「後付け」にあたる日付や名前は省略し、差出人名を宛名面に記します。
参考ページ:はがきの宛名(表)面の書き方/連名/レイアウト・見本
〔例文・文例ー1〕
寒中お見舞い申し上げます
平成〇〇年 一月 |
〔例文・文例ー2〕
寒中お見舞い申し上げます ご丁寧なお年始状をいただき誠にありがとうございました 昨年喪中のため年頭のご挨拶を控えさせていただきました 暖かな春の訪れまでもう少し 皆様ご自愛くださいますようお祈り申し上げます
平成〇〇年 二月 |
故人に年賀状が送られてきた場合に、亡くなったことを知らせることができなかった無礼を寒中見舞いで詫びる。
〔例文・文例ー3〕
寒中お見舞い申し上げます 年頭のご挨拶を頂きありがとうございました (父 〇〇)は(平成〇〇年〇月)に他界いたしました 旧年中にお知らせ申し上げるべきものを 年を越してしまいましたご無礼の段 どうかお許し願います 故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに 厳寒の折 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます |
相手が服喪中とは知らずに年賀状を送ってしまった場合に、寒中見舞いで無礼を詫びる。
〔例文・文例ー4〕
寒中お見舞い申し上げます 先日はご服喪中とは存じませずに賀状を差し上げまして誠に失礼いたしました ご冥福をお祈り申し上げるとともに深くお詫び申し上げます 合掌 平成〇〇年一月 |
〔例文・文例ー5〕
寒中お見舞い申し上げます (お父上様)ご逝去のこと、存じ上げなかったとはいえ 新年のご挨拶を申し上げ大変失礼いたしました 寒い日が続きますが 皆様お元気でお過ごしください |
服喪中の相手に年賀状が送れなかったので、寒中見舞いでご挨拶する場合。
〔例文・文例ー6〕
寒中お見舞い申し上げます |
〔例文・文例ー7〕
寒中お見舞い申し上げます |
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