手紙や電報・スピーチ等での忌みことば
お祝い、お見舞い、お悔やみ等で使うのを避ける言葉、使ってはならない言葉、タブーな言葉、不吉な言葉、縁起でもない言葉など、状況別の「手紙・電報、スピーチ等での忌み言葉」と、「忌み言葉の言い換え例」をご紹介しています。
忌みことば(いみことば・忌み言葉)とは
『忌みことば』とは、「お祝い」・「お見舞い」・「お悔やみ」などで、“ 不吉なことを連想させることば ”、俗に言う“ 縁起でもないことば ”のことをいいます。
手紙や電報・スピーチなどでは、それぞれの性質によって書かないほうがよい、使わない方がよい、タブーとされる『忌みことば』というものがあります。
メールなどでは『忌みことば』を、あまり気にせずに使う若い人たちもいます。
『忌みことば』は絶対に使ってはいけない言葉という訳ではありませんが、まだまだ「縁起でもない言葉」とされる年配の方もいらっしゃいます。
なのでやはり、こうした『忌みことば』は、知っておいた方が良いでしょう。
状況別の忌みことば 一覧
(例)
【結婚祝い】の忌み言葉
【妊娠・出産祝い】の忌み言葉
【新築祝い】の忌み言葉
【開店祝い・開業祝い】の忌み言葉
【災害見舞い】等、お見舞いの忌み言葉
【お悔やみ】の忌み言葉
不吉な事を連想させる忌み言葉 一覧
(読み替え例)
四 |
九 |
梨 |
猿 |
すり鉢 |
すり箱 |
スルメ |
塩 |
忌み言葉の言い換え例 一覧
(手紙・電報・スピーチなど、様々な場面での忌み言葉の言い換え例)
お忙しいところ
ご多用のところ ご多用中
(「お忙しいところ」や「ご多忙の中」の漢字の中に「亡」という字があるため、招待状などの手紙では避けたい字)
樽酒のふたを割った
鏡開きをした
ケーキにナイフを入れた
冷めないうちに
温かいうちに
益々
さらに 一段と
いろいろ
たくさん 多く
皆々様
皆様
泣く
涙する
花びらが散る
花びらが舞う
離れる
新たな道を進む
新たなスタートを切る
新たに出発する
去年
昨年
また
並びに さらに 改めて いま一度
くれぐれも
どうか
重ね重ね
あわせて
繰り返しとなりますが
先ほど申し上げましたが
最後に
結びに
終了となる
お開きとなる
特に慶事・弔事の手紙やスピーチなどの原稿を書く場合、「忌み言葉を警戒するあまり筆が進まない」なんてこともあるかもしれません。
とりあえず意識せずに下書きをして、後で忌み言葉が含まれているようであれば、言い換え例を参考に書き換えましょう。
あまり神経質になる必要もありませんが、思い込みや見落としが心配なら、他の人(年配者)にもチェックしてもらうと良いでしょう。