手紙の起首(頭語)と結語のルールスポンサーリンク(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});手紙の前文の冒頭にいれる『起首(頭語)』、それに対し文末の末尾にいれる『結語』のルールと決まり文句をご紹介しています。前略とは?、手紙の起首(頭語)とは?、結語とは?<前略の意味>「前略」とは、以下のような意味で使われます。「前文失礼いたします」「前文省略させていただきます」「前文お許しください」また、「冠省・略啓」も「前略」と同じ意味です。これら前文の冒頭にいれるものを『起首(頭語)』といい、それに対し文末の末尾にいれるものを『結語』といいます。(例)【起首(頭語)】「前略・冠省・略啓」 ⇒ 【結語】「草々・不一・不尽」最も一般的な頭語は「拝啓・謹啓」であり、それに対する結語は「敬具・敬白」ですね。手紙の起首(頭語)と結語のルールと意味公的な手紙や改まった手紙(はがき)には、前文の冒頭に「拝啓・謹啓」などの『起首(頭語)』を入れます。また、文末の末尾には「敬具・敬白」などの『結語』を入れます。『起首(頭語)と結語は一対のもの』として、必ず 〝対応させて(セットで)〟 使います。起首(頭語)か結語の片方だけを書くのは、〝マナー違反〟になります(例外を除く)。※ ただし、以下のような手紙、はがきには、起首(頭語)と結語は入れず、時候の挨拶も記しません。・年賀状、暑中見舞い、寒中見舞い・詫び状、催促状、抗議文・死亡通知、お悔やみ状、喪中欠礼の挨拶行頭を揃えず、段落ごとに一文字下げる書き方をする場合でも、「拝啓」などの起首(頭語)は行頭から書きます。また、「敬具」などの結語の下(または後ろ)は、一文字分ほど空けて書くとバランスが良いでしょう。様々な手紙の「起首(頭語)」と「結語」の使い分け通常の手紙起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】拝啓・拝呈・啓上【結語】敬具・拝具拝啓・拝呈・啓上の意味「一筆申し上げます」「一礼をして申し上げます」敬具・拝具の意味「一筆申し上げました」「一礼をして申し上げました」改まった手紙起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】謹啓・恭敬・粛啓・謹呈【結語】謹言・敬白・敬具謹啓・恭敬・粛啓・謹呈の意味「謹んで申し上げます」「謹んで差し上げます」謹言・敬白・敬具の意味「敬って(うやまって)申し上げました」緊急の手紙起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】急啓・急呈・急迫【結語】早々・不一・不尽急啓・急呈・急迫の意味「とり急ぎ申し上げます」返信の手紙起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】拝復・復啓・謹復【結語】敬具・拝具拝復・復啓・謹復の意味「お手紙ありがとうございました」「お手紙拝読いたしました」再伸の手紙起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】再啓・再呈・追啓【結語】敬具・再拝再啓・再呈・追啓の意味「重ねて申し上げます」「重ねて一筆申し上げます」女性専用起首(頭語)と結語意味・説明【起首(頭語)】(原則として)謹んで申し上げます前文失礼いたします【結語】かしこあらあらかしこ(「かしこ」よりさらに丁寧な言い方)あなかしこ(「かしこ」よりさらに丁寧な言い方)めでたくかしこ(お祝い事に用いられる事がある)かしこの意味「これで失礼致します」「うやうやしくかしこまる」※ 「かしこ」などの女性用の結語は、起首(頭語)も前文も入れない場合でも、使う事ができます